当研修の主旨
こういう方々にお勧めします
当研修は各社の経営のグローバル展開を担い、今後、海外で活躍する方、またすでに海外でのマネジメントや業務遂行している方、また将来そうなることを期待されている方、希望している方等を対象に実施いたします。
海外で活動する時、社の経営を代表して思考し、行動することが求められます。そのための条件として、自社の理念とビジョンを的確につかみ、自分の言葉で語ることができる力を強化します。そして、自社の経営をより深く理解するために、財務視点で経営を捉えるための訓練を実施します。
違う社会環境で、異なる生活習慣と価値観を持つ人たちと共に働く上でのマネジメント、人事管理、リスクに対する考え方などの基本を押さえます。
海外駐在候補者、赴任者に限らず、グローバル経営に関わる機能を担当する方々にもお役に立つものと確信し、ご参加をお勧めします。
現研経営考え方教室事務局
研修プログラムの基本骨格

第2回 財務視点で経営をとらえるは、経営考え方教室 [財務の基礎習得・有価証券報告書分析セミナー]経営のストーリーを読み解こう(二日間)と同一プログラムを合同で実施します。
財務会計学習の事前補講(希望者のみ):[第2回 財務視点で経営をとらえる]では有価証券報告書を徹底的に読み込み、そこから経営のストーリーを読み解きます。そのために必要な財務3表の読み解き方はしっかりと指導します。
しかし今までまったく財務会計にふれたことがなく、入門書を一読するだけでは不安のある方に向けて事前に[財務3表 超基礎編]と題した1日補講プログラムを用意しております。参加は義務ではありませんが、とことんかみ砕いて財務の基礎を学びたい方にお勧めします。
経営考え方教室 海外駐在候補者・赴任者研修の特徴
1.現研が実績を有するグローバル経営幹部育成研修のエッセンスを凝縮
現研は1990年代以降、クライアント企業を対象にしたグローバル経営幹部育成に約30年を超える実績を有しています。選抜研修のかたちをとり、約10名~15名を対象にして6ヶ月から1年の期間をかけてプログラムを実施します。
このプログラムを、毎年、継続する中で海外派遣予定のメンバーにこの研修のエッセンスを身につけさせたいという要望をクライアント企業の担当者からいただきました。
現研はこの声に応え、以下の3つ要件を重視し、この海外駐在候補者・赴任者研修のプログラムをつくり上げました。
●経営の理念、ビジョンを自らの言葉で語り、そこに重ねて自らの指導理念を打ち立てる姿勢
●経営の状況を経営指標で理解するだけでなく構造的かつ立体的にとらえる財務的洞察力
●多様な価値観、異なる文化の中で葛藤をマネジメントすることへの積極的な思考態度
以上の考え方に基づき、2013年から当経営考え方教室が始まりました。例年、主に各社の新年度の海外駐在候補者が決まる1月~3月にかけて開催しています。
2.若手リーダーから、現職駐在員、現地法人の社長まで幅広い層が結集
当経営考え方教室は初めて海外に駐在される方や若手リーダー層だけでなく二度目、あるいは三度目の海外駐在へと向かう方々も参加します。
2020年以降、当研修の開催方式はオンラインに切り替わりました。その結果、既に赴任中の現職の海外駐在員が当研修に参加することが増え、部下育成に活かしたいという狙いのもとで海外現地法人の社長、役員クラスのメンバーの参加も増えています。
このような多彩な立場のメンバーの参加が、研修の中で展開されるディスカッションをリアルで実り豊かなものにしてくれます。
3.メッセージ力を重視し議論とプレゼンテーションを連続させるワークショップ型進行
当経営考え方教室では、一方的な講義は全くなく、事例研究においても講師はメンバーと絶え間ない対話を繰り返しながら講義を進めます。海外駐在候補者・赴任者が、グループ本社、海外現地法人の経営のビジョンを自らの言葉で語る力、さらには自身の指導理念をメッセージとして発信する力の強化を重視し、メンバー相互の議論とプレゼンテーションを連続させるワークショップ型のプログラム進行となります。議論とプレゼンテーションを主体的に行い続けるプロセスを通じて、メンバーの指導者としてのメッセージ力は大きく向上します。同時に、メンバー相互の結びつきが強固になります。

研修プログラム

特別事前補講(希望者のみ)
・本講義開催の1週間~2週間前に1日実施。
・実施時間:10時~17時
・財務3表【バランスシート(貸借対照表)、PL(損益計算書)、CS(キャッシュフロー計算書)】の基礎を学びます。演習を通じて財務3表とその理解に必要な知識の習得を狙いとして開催します。