当講座の特徴
~企業存続のための戦略構築へ
2. 日米建設業の事業構造の実証分析:
~取引コスト理論の適用と比較制度分析による日米システムの解明から~
2. デジタルイノベーションに挑戦する
2.当講座が分析・提言対象としている建設業種
当講座は5つの戦略グループ区分のもとで以下を中心とする建設業企業群を分析・提言対象として展開します。5つの戦略グループとは「大手建設グループ」「準大手建設グループ」「中堅建設グループ」「ハウスメーカーグループ」「機械設備グループ」「電気設備グループ」「プラント建設グループ」です。
分析例の一部紹介:戦略グループ別の売上高・売上高営業利益率の推移
……この後の展開はどのようになったか?
当講座のプログラムにおいて、2000年代、2010年代、2020年代のグラフを提示します。
3.日米プロジェクトマネジメント方式の比較分析
日米のプロジェクトマネジメンシステムの以下の3つの基本形を提示して比較分析に取組みます。
●設計・施工方式
●設計・施工分離方式
●コンストラクション・マネジメント方式
そのために以下の理論を解説します。
●取引コスト理論
●比較制度分析
4.建設業の未来の検討-グローバリゼーションとデジタルイノベーション
当プログラムの後半は、建設業界におけるグローバリゼーションとデジタルイノメーションの問題に取組みます。そして日本の建設業の経営がイノベーションを起こすための条件を検討します。
この問題に深く分け入るために、
●取引コスト理論
●プロジェクトマネジメントシステムの3つの基本形
を活用します。
そしてAIの高度化と日常化の時代を迎えた今、
●ロボティクス
●デジタルツイン
をどう建設産業に取り込んで未来を創って行くべきかを皆様と共に考えていきます。
泉秀明著「米国の合理と日本の合理」
泉秀明は清水建設にて18年の海外勤務。米国に12年滞在。イラク、英国、ルクセンブルク、ドイツに駐在。アジアでのプロジェクトも数多く手がける。その後、外資系会社2社 (Stanley Works Japan、日本オーチス・エレベータ)の役員を経てアカデミズムに転身。神戸大学大学院経営研究科にて博士号(経営学)取得。関西学院大学経営研究科特任教授を経て、山口大学大学院経営研究科の教授時代に当著書を上梓。
著者は、長年の多種多様な海外プロジェクト経験、米国建設業の風土における日本式展開の成否の判断、さらに建設系企業の経営に携わった実績をもとに、実務領域での活用を狙いとして、建設業の現実を研究調査。徹底した実証主義を貫いて唯一無二の戦略論をつくり上げた。
日本の建設業の競争力の真価は「信頼」
当著書がアカデミズムでも経営の世界でも唯一無二と評価されるのは、以下のポイントである。
1. 取引コスト理論の建設業への適用
2. 日米の建設業のプロジェクトマネジメントシステムの3つの基本形の解明
当講座にご参加いただくことによって建設業に携わる人であれば上記の内容について大きな納得感を得るであろう。
この戦略論が導き出す日本の建設業の競争力の真価は「信頼」である。
このことを、当講座を通じて皆様と共有したい。
6.研修プログラム
7.担当講師