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戦略教育方式

2系統の戦略教育方式

現研は戦略教育に豊富な実績を有しています。現研の戦略教育には以下の2系統があります。

♦戦略力の強化教育:戦略を企画・立案・構想する力、ならびに戦略を展開・遂行する力を育成する教育
♦戦略の一環をなす教育:企業の戦略の策定・遂行体系に組み込まれてその一環をなす教育

現研はそれぞれの会社の戦略に最適な思想とメソッドを選択し、あるいはその戦略にとって必要な手法を新たにつくり上げて教育プログラムを設計します。

戦略力の強化教育

戦略力の強化を主眼とした研修を、幹部層、管理職層、リーダー層、経営から負託されたミッションを担う戦略人材群、若手精鋭層等に実施します。戦略は座学では身につきません。現研の戦略教育においては、研修メンバーが自ら考えて自らつくることをプログラムの核としています。研修を重ねながら戦略力と戦略を担うマネジメント、リーダーシップの強化をはかりながら、各回、業務システムを設計する、ビジネスモデルを考案してかたちにする、職場構想を策定する、マーケティング案をつくる、組織風土の活性化を政策立案する等、研修メンバーが自ら思考し、構想し、かたちにするプログラムに取り組みます。
通常、戦略教育の最終課題は経営への戦略提案となります。研修メンバー自身がテーマを設定し、プロジェクトを組んで約2~3か月かけて活動し、報告会は真剣勝負の場となります。

研修メンバーが報告会で提案した戦略が経営の共感を得て会社を大きく動かすことがあります。実際、次期経営計画や中期経営計画にそれらの戦略が新たに組み込まれることはよくあります。秀逸な戦略、時代の潮流を見事にとらえた戦略が提案された場合は、その水準を超えて、新製品、新事業に発展したり、実際のM&Aが実現したり、全社を挙げた変革戦略として採用されたりすることもあります。
提案をつくり上げる過程で研修メンバーがプロジェクト型の行動様式を獲得することも戦略研修の大きな成果です。この行動様式を実際の事業、業務の場で実践することでプロジェクト型行動が職場に伝播していきます。

戦略の一環をなす教育:

戦略の一環をなす教育とは、その企業の戦略の策定・遂行体系に組み込まれてその体系の構成要素となっている教育のことです。戦略の策定の前と、戦略の策定の後に戦略に関わる教育があらかじめ設定されて戦略と有機的につながっています。大きな変革に挑む時、社員の意識改革を必要とする時、経験則を超えた戦略を発動しようとする時、この方式は有効です。

戦略策定前の戦略教育の優位性は、プロジェクトメンバーが、研修段階で格段に力をつけ、意識と思考を変え、求められる方法論を獲得してから戦略テーマに挑戦できることです。使命感の醸成、創造的な議論方法の習得、視野拡大、分析技術の獲得、構想力強化、社のリーダーとしての相互の価値観の共有、そして何より意識改革。研修によって飛躍的に向上した意識とスキルを基礎として、従来型の発想、思考、行動パターンを打破したプロジェクトを推進できます。これにより着実に高い成果が生まれます。
戦略策定後の戦略教育の優位性は、戦略の策定プロセスで具体化された戦略障壁、克服課題を組み入れて教育ができることです。立案された戦略は教育という武器を得て着実に遂行されていきます。