GENKEN Institute of Management Co.,Ltd.
株式会社現代経営技術研究所

『「構想力」の育て方』

「構想力」の育て方

著者:鈴木成裕(前㈱現代経営技術研究所所長)
出版社:プレジデント社(2004年8月9日刊行)
定価:1400円+税

今、最も必要な知的能力はこれだ!発想や思考を論理的に組み立て、商品、ビジネス、事業、戦略など目に見える形にするには「構想力」が不可欠。この「構想力」を身に付け、磨く方法を初めて公開。各社研修への一括採用が進行中!

目次

第I:構想力とは何か
二つの構想
構想思考の動態―知力の働き
構想の種類 ―事業に関すること/経営・管理に関すること
立案の前提
第Ⅱ:構想力の基礎をつくる―知識の拡大、知力の強化
構想化への日常の態度をつくる ―自分の業績のアップに全力を挙げる/問題発見訓練をする。その解決構想をつくる。結果を見る/会社の行動の研究をして、流れをつかむ力をつける/上司に提案する/新聞・雑誌等での先読み訓練を自分に課す/自分にとって曖昧な事項を解き続ける/読書による自己の深化拡大/「異質」に接する機会をつくる/相手の話が終わったら、誰よりも早く手を挙げ、質問を、あるいは反論をしよう/徹底的に議論しよう。そしてよい案にまとめ上げていこう/話の途中に割って入り自分の意見を言う訓練をしよう/特定の人の決断と比較し、もし、自分だったらどう決断するかやってみよう/構想化への日常思考を深める
情報との取り組み―大事な情報をアタマの中にたたき込め 情報力強化の条件1/最後の五分間の努力 ケース1・2 情報力強化の条件2/行動のステップと情報 情報力強化の条件3/機会損失の追求/「関心」が「情報力」を決定する ケース1・2/あなたが動かす情報との取り組みの仕方を決める
思考とは何か ―規定1・2・3/整理1・2・3・4・5
自己を確認する -発想・思考の自己点検をやってみる/くせを探せ、自分の思考パターンを探せ 自分の意見と違う提案が出た場合
視点の研究―思考の起点/硬直した視点から脱しよう/視点の考察/〈例〉日常の問題検討会議の結論/「できる人」の発想/視点群でコンセプトを明らかにする/新しいコトバをつくる
思考の形式 -連続逆思考で視点を拡大/類似思考で見分ける力をつける/表面的な類似と本質的な類似/混合思考が現実/多重思考になっている/代替案を探せ/立場概念を導入しよう チェック事項/思考の手順、分析の手順
思考することで思考を活性化させる―思考の速度をアップさせる/多くの解から選択する/絶えず違いに注目する訓練をする
第Ⅲ:構想者の思考のカギ―価値、過程、機能、構造、条件、要因、関係への注目
価値観は行動を支配する -価値観の絶対性、相対性/価値観の多様性や変化を突き止める/価値観の分析の仕方/分析の過程/望ましい会社の像を確立する
価値観の変化による打撃 ―連続性のある成長構想をつくろう/これまでの整理
機能追求がコンセプト化の始まり ―変化の洞察/場による機能変化/機能とは何か/機能規定が設計や行動を一変させる/ケース研究 性能競争からの転進/機能と性能を区別せよ/機能、従属機能、副次機能のいろいろ―変化の秘密/機能発揮のあり方/本来機能と相対機能の差/これまでの要点
行動過程を追求する―モデルはあなたの行動を左右する/プロセス・モデルを利用する/チーフの発見/過程の詳細/時間・手順・情報/外的・内的過程/ここで特に留意してほしい事項
構造の研究 -では、構造化とは何か/関係を明らかにする方法―構造化の基本/能力構造図をつくる/システム構造に取り組む/女子社員はかく語りき―ある職場での会議/自社規定の構造化/わかっている男/何について主張しているのか/ここまでの要点
統合のためのコンセプト―関係づけのコンセプトを発見し、開発する/関係づけるための条件
行動基準を固める―ステップ1・2・3・4・5/ここでの注意
活動を左右する力―条件と要因 -条件の検討/条件の指定の仕方/要因/要因の種類/要因因子の強度と選択
第Ⅳ:構想立案はこうする―環境、ターゲット、アプローチに取り組む
環境変化の実態を見届ける-主体分析からアプローチする/現在、何をしようとしているかの確認に注意/内的分析を怠るな/変化は自社のどこに向かってくるか/変化に含まれるチャンスと危険
立案の焦点をまず明らかにする―前提となる重要問題に対する判断/「ケース」問題の検討
将来構想、目標構想の立案―願望から意志へ―目的・目標の具体化の焦点/構想は到達時の状態の明示がカギ ビジョンの構想―その具体化 -ビジョンの裏づけ/ビジョンの表現
状態の把握と目標の具体化を図る -ステイタス―水準リストの作成/特に注意を要する事項
実現過程の構想のまとめ方―アプローチの方法/各種の解決構想の進め方/ケース1・2・3・4/展開方法の検討/点検すべき重点項目
第V:何が構想力を生かすか―行動障壁の突破、構想と実践の狭間
行動障壁を探る―どの手順で探るか/行動障壁の発生源/行動障壁の解明/障壁突破プロジェクトを進める
参考―個々の問題を解決
構想と実践の狭間 ―12の問題/特に留意してほしい事項
第Ⅵ:思考世界のひろがり―さらに考える人の手掛り
1 思考抑止のメカニズム -思考を抑制する機構/自分を支配する記憶
2 視点形成過程 -時間・空間の発見/「区切る」必要/場からの認識/子供の時間/概念化の基盤―時間・空間 の分離/視点の操作/機能の発見と進化/視点の系列/確認してほしい事項
3 「場」と「野」の論理―場とは何か/野の理論/主体の意思/虚構と実体/立場の選択/これから先の場/特に強く認識すべき事項
第Ⅷ:課題への解答の参考
第II章 発想・思考の自己点検/逆思考/類似思考/多重思考/立場
第III章 価値観/機能/過程/構造の研究/女子受付社員/自社規定の構造化/自社のレベルによる問題事項の分析/抽象思考のレベルの検討/関係づける、統合する/会社が活動を続けられる条件